「海外人材が中国でより働きやすいシステムを作る」ことを目的とした新たな制度の発表がありました。(2017年4月1日スタート)国内に居住する外国人のうち「一流を激励し、二流を制御し、三流を限定する」という目的で、戦力外とされるランクに位置する外国人の居住を、政府が限定していくとの発表です。
労働者に割り当てられるポイントは、報酬・教育水準・中国語スキル・年齢などで、Aクラスの資格を得るためには最低85点、クラスBは最低60点、それ以下はクラスCとランク付けされます。
中国で働く外国人の中には「自分が中国に貢献できるどの位置にいるのか知る良い機会だ」という考え方や「透明性と責任制が高まるなら良いことだ」というプラスの意見もありますが、同時に戦力外とみなされることで、働きにくい環境になるのではという不安の声もあります。
※2017年4月現在
表からもわかるように、中国での「中国語が話せる指標」はHSKを基準としているため、中国国内での仕事や就職にはHSKが必須資格となっています。
HSK5級以上で10ポイントが加算されるため、自身の中国語力がHSKで何級なのか、ぜひとも受験して確かめてください。
「中国語の検定」と聞けば、「中検」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は「中国語の検定」には、様々な種類があります。
その中でも「HSK」は、中国政府公認の検定として、世界共通基準で語学レベルがわかるため、今最も注目される中国語の検定です。
中国政府公認のため、中国内外でも公的に中国語の能力を証明できます。
また、より実用的な中国語能力の測定が可能なため留学やビジネスでも重要視されています。
私立大学を中心とした入学試験において、HSK資格取得者に対する優遇措置(合否判定考慮や出願条件等)を実施している大学・短大も増加してきています。
HSKは細かく6 段階に級分けされており、学習段階に応じて学習・能力診断を受けることができます。中国語能力の把握が詳細にできる中国語検定です。
世界のどの地域でも適切な評価が得られるよう、CEFRという世界共通の基準に合致するよう設計されています。
※CEFR…ヨーロッパ言語共通参照枠組み
中国語ニーズ拡大にともない必須となった、中国語取得者の採用・育成基準として、今多くの企業がHSKを導入しています。
漢語および漢語文化の勉強・研究促進目的として、HSKで優秀な成績を収めた受験者を対象に「孔子学院奨学金」のうち「教育奨学金」が支給されます。
世界に通用する優秀な学生を対象とした、東大推薦要件の外国語力の証明資料として、中国語ではHSKが選ばれました。HSKが世界基準として国内でも認識されていることが明らかです。
HSK6級180点以上で、通訳案内士の中国語筆記試験が免除されます。通訳案内士は語学試験の最高峰(国内)であり、来日外国人に観光地や文化を案内するなど需要の高い仕事です。
HSKの勉強は、日本の大学でしっかりと基礎を学んでいたこともあり、スムーズにできたと思います。
中国人の先生に添削をしてもらいながら何度も練習をしました。
その結果、一回の受験でHSK6 級を取得することができました。
HSK6 級取得後は、周囲の外国人から一目置かれる存在になれました(笑)。
また、大学の先生との「HSK6級を取得する」という目標も達成でき、とても嬉しく思いました。
HSKを取得していることで面接官の方々に「中国語力のある人材」と注目してもらうことができました。
実際に、採用面接では中国語で会話をする機会もあり、自分の中国語力をアピールすることができました。
いくつか内定をいただきましたが、その中でも中国をはじめ世界各国に展開し、現地に合った製品を提供していることで評価の高い、グローバルメーカーに魅力を感じ就職を決めました。
周知の通り、中国の成長は目覚ましいものがあり、10年~15年後にはさらに大きなマーケットになっていることが予想されます。
そのため、弊社では10年後に約10%の社員をビジネスレベルで中国語を話せるようにすることを目標に、2012年の4月から「中国語の啓蒙活動」をスタートさせました。
中国語を学んでもらうための一つの取り組みとしてHSKを社内で実施し、社員に受験を呼び掛けています。
HSKは中国政府公認であり、国際的に通用するという点が採用の一番の理由です。また、HSKは級別になっているので、自分の今のレベルを確認しながら、1 つの級を目指して学び、合格できれば次のレベルを目指す、という分かりやすい目標となることもHSKを選択した理由となりました。
学ぶきっかけを会社として提供し、今後はさらに多くの社員にHSK1 級を受験してもらうとともに、レベルの高い試験を実施していき、全社的に中国語レベルを上げていきたいと考えています。
英語以外の外国語を使われるお客様も増えている観点から考えると、まだまだ対応が行き届いていないと感じ、全社をあげて語学力の習得を推進する試みを行っています。
また、中国語のニーズ拡大にともない、社員及びグループ社員の中国語能力向上を会社の方針としてバックアップすることにしました。その際、社員の習熟度を測る指標を3つのポイントにおさえた結果、「中国政府公認中国語試験HSK」の社内実施に行き着いたのです。
HSKは世界各国で実施されており、海外でも広く認知されています。
そのため中国への赴任者決定の際に参考指標とし、将来的には日本で働く社員の昇格要件の一つとしても採用していきたいと考えています。赴任する社員以外にも、希望するANAグループ社員全員に受験の機会を設定しています。
当社は「アジアを代表する企業になる」という強い意志のもと、会社の原動力である社員一人ひとりの「グローバル対応力」を向上させていきたいと考えています。
【一般の方、受験についてご質問】
- 問合せ先
- HSK 日本実施委員会(受験受付窓口)
- TEL
- 03-3268-6601 (受付時間 平日10:00~18:00 土曜・日曜・祝祭日を除く)
- hsk@jyda.jp