HSK受験体験記
岡崎 藍さん 中央大学商学部経営学科3年
世界の価値観に触れたくて
スコア:筆記4級 190点(2012年3月)
岡崎 藍さん
中央大学商学部経営学科3年
中国語を学ぼうと思ったきっかけ
大学付属高校に通っていた私は、普通の大学生よりも一年早く第二外国語を学び始める機会を得ました。当時の選択肢は、中国語とフランス語のみでした。私は人と接することや新しく友達を作ることが大好きなので、中国語の方が話す人口が多いからという理由で中国語を選択しました。そして大学に入ってからは、せっかく一年間学んだ言語だからという理由で引き続き学習することにしました。この時の私は、中国語を必修単位取得後も学習し続けるとは思っていませんでした。
中国語を学んできてよかったと強く思った瞬間
大学一年生の終わる春休みに、ゼミの研修旅行でタイに行く機会がありました。タイの都心部では英語が使えるために会話で困ることはありませんでしたが、山奥の村を訪れた時、英語が通じないのにタイ語もわからないといった状況に置かれました。しかし村では中国語で授業が行われている小学校があったのです。当時の私には、会話ができるほどの中国語の能力はありませんでしたが、自己紹介をしてみると子供たちに理解してもらうことができ、先生からはお褒めの言葉をいただきました。私はこのことにとても感動し、嬉しくなりました。
語学学習のエンジン
語学学習に価値が生まれる一番の瞬間は、コミュニケーションに使うことができた瞬間だと思います。しかし実際には、その言語を話す人とコミュニケーションが図れる機会はそう簡単に得られないと思います。そこで、次に語学学習を形にできるもの、それが資格試験ではないかと私は考えています。HSKは中でも、中国政府にも認められている試験なので、合格できたことはとても自信になりました。そして、卒業までに5級を取得するという目標もできました。これからもっと中国語ができるようになって、世界中の人の価値観に触れることが、私の人生の目標です。