筆記5級について
筆記5級
HSK5級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」ことが求められます。
学習目安
主に週2~4回の授業を2年間以上習い、2,500語程度の常用単語を習得している者を対象としています。
点数と評価
聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点、合計300点で評価されます。
※5級では、成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されます。
※2013年試験より合否の表記がなくなりました。
但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで5級の能力を有していると判定できます。
試験概要
5級の試験は聞き取り、読解はマークシート方式、作文は記述式の問題となっています。
試験は、説明が中国語および日本語で行われ、聞き取りの放送は全て中国語で行われます。
試験内容
聞き取り:約30分間(放送回数1回)
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 会話の内容に関する問題 | 2人の短い会話とその内容に関する問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 20題 |
第2部分 | 会話や文の内容に関する問題 | まとまった長さの会話や問題文と、その内容に関する問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢から選ぶ。 | 25題 |
読解:45分
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 空所補充問題 | 文中の空所部分に、4つの選択肢から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。 | 15題 |
第2部分 | 文の内容に関する問題 | 短文が与えられており、その内容と一致するものを4つの選択肢から選ぶ。 | 10題 |
第3部分 | 長文読解問題 | 長文とその内容に関する複数の問いが与えられており、問いの答えとして正しいものをそれぞれ4つの選択肢から選ぶ。 | 20題 |
作文:40分
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 語句の並べ替え問題 | 与えられた複数の語句を並び替えて正しい中国語文を作る。 | 8題 |
第2部分 | 作文問題 | (1)単語が与えられ、その単語を使って80字程度の中国語文を作る。 (2)写真が与えられ、80字程度で写真に関する中国語文を作る。 |
各1題 |
- 聞き取りの試験終了後に、解答用紙に記入する時間が予備として5分間与えられます。
HSK筆記5級の実際の問題例の一部