筆記4級について
筆記4級
HSK4級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「幅広い範囲にわたる話題について、中国語でコミュニケーションをすることができ、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。
学習目安
1200語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされています。
点数と評価
聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点、合計300点で評価されます。
※4級では6割(180点)以上のスコアが合格基準となっています。
試験概要
4級の試験は聞き取り、読解はマークシート方式、作文は記述式の問題となっています。
試験は、説明が中国語および日本語で行われ、聞き取りの放送は全て中国語で行われます。
試験内容
聞き取り:約30分間(放送回数1回)
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 正誤判断の問題 | 短文が放送され、その内容と、問題用紙に与えられた短文の内容が一致するかを判断する。 | 10題 |
第2部分 | 会話の内容に関する問題 | 2人の短い会話とその内容に関する問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 15題 |
第3部分 | 会話や短文の内容に関する問題 | 2人の会話や短文と、その内容に関する1~2つの問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 20題 |
読解:40分
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 空所補充問題 | 文中の空所部分に、4つの選択肢の中から適切な単語を1つ補い、意味の通る文を作る。 | 10題 |
第2部分 | 短文の並べ替え問題 | 与えられた3つの短文を並び替えて正しい文を作る。 | 10題 |
第3部分 | 文の内容に関する問題 | 短文とその内容に関する問いが与えられており、問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 20題 |
作文:25分
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 語句の並べ替え問題 | 与えられた複数の語句を並び替えて正しい中国語文を作る。 | 10題 |
第2部分 | 作文問題 | 写真と単語が1つずつ与えられ、その単語を使って写真の内容を表現する。 | 5題 |
- 聞き取りの試験終了後に、解答用紙に記入する時間が予備として5分間与えられます。
HSK筆記4級の実際の問題例の一部