筆記6級について
筆記6級
HSK6級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「中国語の音声情報や文字情報を不自由なく理解することができ、自分の意見や見解を流暢な中国語で口頭または書面にて表現することができる」ことが求められます。
学習目安
主に5,000語かそれ以上の常用単語を習得している者を対象としています。
点数と評価
聞き取り、読解、作文の配点はそれぞれ100点、合計300点で評価されます。
※6級では、成績報告に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されます。
※2013年試験より合否の表記がなくなりました。但し、6割(基準点:180点)以上のスコアで6級の能力を有していると判定できます。
試験概要
6級の試験は聞き取り、読解はマークシート方式、作文は記述式の問題となっています。
試験は、説明および聞き取りの放送を含め、全て中国語で行われます。
試験内容
聞き取り:約35分間(放送回数1回)
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 文の内容に関する問題 | 短文が放送され、その内容と一致するものを4つの選択肢から選ぶ。 | 15題 |
第2部分 | 会話の内容に関する問題 | 2人の短い会話とその内容に関する複数の問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢の中から選ぶ。 | 15題 |
第3部分 | 長文の内容に関する問題 | まとまった長さの問題文と、その内容に関する複数の問いが放送される。問いの答えとして正しいものを4つの選択肢から選ぶ。 | 20題 |
読解:50分
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1部分 | 誤りのある文を選択する問題 | 語句や文法上の間違いがある文を4つの選択肢から選ぶ。 | 10題 |
第2部分 | 空所補充問題 | 文中の空所部分に、4つの選択肢から適切な単語の組み合わせを補い、意味の通る文を作る。 | 10題 |
第3部分 | 空所補充問題 | 長文中の空所部分に5つの選択肢からそれぞれ1つずつ適切な文を補い、意味の通る文章を作る。 | 10題 |
第4部分 | 長文読解問題 | 長文とその内容に関する複数の問いが与えられており、問いの答えとして正しいものをそれぞれ4つの選択肢から選ぶ。 | 20題 |
作文:問題黙読10分間・作文35分間
パート | 形式 | 問題内容 | 問題数 |
---|---|---|---|
作文問題 | 与えられた文章を読み、400字程度で要約する。 | 1題 |
- 聞き取りの試験終了後に、解答用紙に記入する時間が予備として5分間与えられます。
HSK筆記6級の実際の問題例の一部