HSK受験体験記
小野 拓也さん 電子部品メーカー勤務
昇給・昇格に有利なHSK
スコア:筆記5級 215点/300点(2011年5月)
小野 拓也さん
電子部品メーカー勤務
トライリンガルを目指して
大学入学時、英語以外の外国語を1つ選択する必要があり、中国語を選択しました。前々から中国の経済発展に注目していましたし、知人から中国語には漢字が使われているため日本人にとって学びやすい言語であると聞いたこともあり、履修を決めました。
実際に学習を始めると中国語は英語と比較して学びやすく、また英語や日本語にはない「声調」に大変興味を持ちました。当時、私は英語の通訳を目指していましたが、中国語を学び始めてから半年経ったころには、日本語・中国語・英語の3ヶ国語が話せるトライリンガルになることを夢みるようになり、本格的に中国語を勉強するようになりました。
更に、旅行で台湾を訪れたことをきっかけに、2008年8月から1年半、大学を休学して語学留学をしました。留学中は、とにかく現地人の輪に溶け込みたいという願いから、大学の運動部に所属して積極的に活動していました。
今も、プライベートでは、定期的に中国語を母国語とする友人と会ったり、スカイプや国際電話を使い、中国語圏の友人や留学中に知り合った海外の友人と中国語で会話をするようにしています。仕事では中国語を使うことはほとんどありませんが、将来は、実際に中国語圏にいって自社製品の営業活動をしてみたいです。
HSKを受験することで会社から認められる
HSKは一定のスコアを持っていると会社から資格手当の申請ができることを知り受験しました。私の会社では5級210点以上あれば基本給がアップするという制度があります。また、資格手当だけでなく、昇格試験の際も、5級合格以上で点数が加算されるということもあり、受験しました。HSKは中国政府が実施していることと、世界共通の基準で行われていることから、海外の中国語学習者とお互いの実力を比べることもできるところも今後の国際的な人材の流動化に対応していると考えています。